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フランスパンって聞いてパッと思い浮かぶのは、あの堅くて長い棒状のパンですよね。
私も少し前までは、フランスパンには「バケット」か「バタール」しか無いと思っていました(^^;
しかし、実はフランスパンにはいろんな種類があるんです。
それぞれの特徴を知っていれば、これからのパン選びがもっと楽しくなるはず!
今回は、フランスパンの種類についてまとめました。
フランスパンとは
フランスパンは小麦粉、塩、水、イーストだけで作られるシンプルなパンです。
フランスでは、
棒状のものを「パン・トラディショルネル」、
棒状ではなく様々な形にしたものを「パン・ファンテジー」と呼びます。
同じ生地を使っているのに、生地の量や形で名前が変わり、食感も大きく変わるのが特徴です。
たくさんの名前がある理由は、
20世紀ごろ、フランスではパンの価格を政府が細かく設定しました。
主食のパンの価格が変動すると、社会が不安定になることがあったためですね、、
この背景を受けて、重さでパンの価格を設定したため様々なパンの呼び名が生まれました。
実際は、重さを正確に量り売りしていたのではなく、「クープ(切れ目)」の数で価格を決めていたそうです。
種類
本場フランスでは数多くのフランスパンの種類があります。
数が多くて覚えきれないので、日本で有名な数種類を簡潔にまとめました。
フランス語で「杖・棒」を意味します。
クープ(切れ目)の数は7~8本。
長さは70~80cmで細めの棒状をしています。
細いためクラスト(外身)がパリパリになるのが特徴です。
クラスト(外身)の食感を楽しみたい方におススメです。
フランス語で「パリっ子」を意味します。
クープ(切れ目)の数は5〜6本
長さは50~70cm、バケットに比べると厚みが太いです。バケットの太い版ですね。
バケットよりも食感が柔らかいのが特徴です。
フランス語で「中間」を意味します。
日本人に一番人気の種類です。
バケットに比べて、クラム(中身)の部分が多く、クラム(中身)のモチモチ感を味わうことが出来ます。
厚みもあるのでフレンチトーストなど向いています。
ちなみにバターは入っていません。これは意外…!
フランス語で「切られて」を意味します。
クープ(切れ目)が1本だけ入っています。
短く、太く作られるのが特徴です。
程よい硬さのクラスト(外側)と「フワッ」としたクラム(内側)で食感のバランスがいいです。
フランス語で「ボール」を意味します。
語源通り、ボール型の形状です。
頭の所に十字のクープ(切れ目)があります。
クラム(中身)が多いため、ふっくらと柔らかい食感です。
クラスト(外身)も薄いのでちぎりやすく、舌触りもなめらかです。
パン屋さんではチーズが生地に混ぜ込んである「チーズブール」をよく見かけますね。
クラム(中身)をくり抜いて、シチューなどを中に入れて食べられたりもします。
フランス語で「田舎の」を意味します。
由来は、パリの近くの田舎で作られていた大きなパンをパリ市内に売りに来ていたことからこの名前になったそうです。
このパンにはライ麦が10%程度使用されており、ライ麦の酸味を感じることができるのが特徴です。
大きく厚みがあり、クラスト(外身)もしっかりとしています。
ライ麦風味のクラム(中身)とバケット特有のクラスト(外身)の食感を楽しむことが出来ます。
フランス語で「ライ麦」を意味します。
「パン・オ・セーグル」もありますが、こちらはライ麦65%以下のパンになります。
ライ麦の比率で名称が少し変わります。
ライ麦を65%以上使っており、「カンパーニュ」よりもさらにライ麦の風味を感じることが出来ます。
最後に
見た目でなんとなくで選んでいたけど、食感とか全然違うんだね。
今度からは食感も考慮してパンを選べるよ!
フランスパンはシンプルなだけにお店によって特徴が出やすいから、色々食べ比べるのも楽しそうだね!
今回は、フランスパンの種類をまとめました。
フランスパンは種類によって、クラスト(外身)とクラム(中身)のバランスを楽しめるので、
食べ比べてぜひ自分の好みのパンを見つけてくださいね!
パン選びの参考になれば嬉しいです。